こんにちは!大阪府堺市の有限会社ライトハウスです。
弊社では軽天下地工事やボード貼り施工などを行っております。
本コラムコーナーではそんな弊社の業務内容を活かした豆知識を掲載しております。
今回は弊社の業務の一つでもあるボード貼りのコツについてご紹介いたします。
一流の職人ならば、次の工程であるパテの処理(下地の表面の段差や凹凸を平にする作業)がやりやすいようにボード貼りを施工する技術が求められます。
この技術を磨いていないと、パテ処理がボード貼りのミスをごまかすための手段になってしまうようなことも起こり得ます。
そんなボード貼りは、ただパテ処理がやりにくくなるだけで何の利点もありません。
このコラムでは、パテ処理を難しくするボード貼りの例を見ていくことで、うまく施工するコツを見つけていきましょう。
良くない例とボード貼りのコツ
ケース1.開き過ぎた目地
ボードはもちろんある材料同士の継ぎ目のことを目地(めじ)、別名ジョイントと呼びます。
ボードの場合、目地の隙間はせまければせまいほど、材料が本来持っている耐火性や遮音性の効果が向上するといわれており、逆に広くなればなるほどその効果は低下します。
ここをおろそかにしていると、例えば火災被害の拡大や騒音トラブルなどにつながってしまうというわけですね。
もちろんパテの処理にも悪い影響を与えます。
なぜなら、隙間があるということはその分そこを埋めるパテが多く必要になるということだからです。
しかし、目地を完全な0mmにしようと無理やりボードをはめてしまえば、ボードに無駄な圧力がかかるという別の問題が生じてしまいます。
ボードの効果を最大限に発揮するためにできるだけ目地を狭めたい、だけどあまりくっつけるとボードが破損しやすくなる……
このせめぎ合いの決着点はどこでしょうか。
ズバリ、「一見隙間は見えないけど、少し動かせば開いてしまう」という状態に持っていくことです。
ただ、そこまでいちいちこだわっていては現実的に作業がなかなか進行しません。
クロスなら1.5mm以下というように、一定の基準を決めておきましょう。
ケース2. 飛び出たビスの頭
ボードのビス留めにはさまざまなドライバーやビス打ち機を使用しますが、ほとんどの業者はスクリュードライバーを使用する場合が多い印象です。
ただ、ビスの深さをうまく調節できていなかったり、ビスが斜めに打ち込まれていたりすると、ビスの頭が飛び出すという問題が起こります。
稀に数本の飛び出しは良しとして、例えばあるボードの一列全てが飛び出ているというのはだめです。
後のパテ処理がしやすいように、そういった「防げる凹凸」はつくらないようにする努力が必要です。
ケース3.出隅から目立つボード
出隅(でずみ)は建築現場用語です。
ちょうどボード同士の角が重なって凸のコーナーをつくっている部分を出隅といいます。
一部屋の隅に直方体の柱がある光景をイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。
ちなみに、その逆、凹のコーナーがある部分を入隅(いりずみ)ともいいます。
出隅のボードの設置がうまくいっていないと少し角が飛び出た状態になります。
しかし、これは一見しただけでは気づかないことが多く、そのままパテ処理に進んでしまうと、中途半端にへこんだ状態になり、どれだけパテを重ねても隠すことができません。
補強材などを使用しない場合は例外として、こうした箇所には表面から0.5mm~2mmくらい入れこんでボード貼りを行いましょう。
ボード貼りもライトハウスにお任せください
一見単調に見えるボード貼りも工夫しようと思えばたくさんの改善点が見つかります。
日々の仕事の中でそれを見つけ、またさらに上のクオリティに近づいていく……これはどんな仕事でも同じかもしれませんね。
弊社では熟練の技術でお客様のご要望以上のサービスを実現いたします。
ボード貼り施工のことなら有限会社ライトハウスにお問い合わせください。
ここまでご覧いただきありがとうございました。